てんかん

てんかんに関連する体験メッセージ、当院コメントのご紹介です。

院長ブログ「医者仁術」より

てんかん

体験メッセージより

瑠斗様(2019年11月10日)
初めて倒れたのは、24歳のときでした。手足が突っ張り体が硬くなる硬直発作でした。
それまでは、てんかん持ちと言う自覚はありませんでした。
崖からの転落事故による脳外傷が原因と言われました。抗てんかん薬は、服用を中止すると更に悪化するため、一生薬を服用しなければならないと言われました。
婚約者がいたため、必死に治そうといろいろな病院で検査や治療を受け専門医も尋ねました。
外科手術も進められましたが、リスクが大きいため、至りませんでした。
脳波検査やCT検査では、側頭葉に脳波の異常がある局在性関連てんかんで、海馬が委縮して半分以下の大きさになっているという診断でした。
また、脳の活性が衰えることにより、発作も治まってくるといわれ、妊娠と出産リスクの壁を乗り越えることができず、結婚を諦める選択をし、絶望感が大きくなりました。
それから30年間、精神科医のいわれるまま、様々な抗てんかん薬を服用してきました。病院では、薬の副作用として、眠気や体重減少の説明はありましたが、それ以外も様々な体のトラブルはたくさんありました。
耳鳴り、人の声(のような)が押し寄せてくると、不安になり恐怖心が強くなり、その恐怖から逃れたいために意識が遠のいて意識障害が起きていました。月経や天気によるてんかん発作にも悩まされました。

周囲の人たちは、話しているときに急に話が途切れたり、動作が止まったりし、ぼんやりした目つきになって動作を停止しているため、怪訝そうにしたり、つじつまの合わない返答に不愉快な思いをさせてしまっていました。
服用を重ねるうちに、意識障害が頻繁になり、幻覚が見えたり、怒りっぽく感情の起伏が激しくなって、自分を恐ろしくなりました。このことを周囲に気づかれないようにしたいと、平静を取り戻そう思えば思うほど、症状は激しくなっていきました。

人と会話することにためらいを持つようになり、人との会話もまわりくどく、流ちょうに話すことができなくなって、抗てんかん薬を服用しても、治らない発作に生きる気力がなくなり、疲れ果ててしまいました。
また、幻覚や幻聴に怯えておびえて消極的になり、孤立していきました。

病院では、薬の副作用については、話してくれますが、それに伴う障害については教えていただけません。
不眠、むくみ、極度の不安や緊張、ドライマウス、ドライアイ、狭心症、眼けいれん、体臭、体のしびれ、食欲の減退それに伴う体重の減少、吐き気、倦怠感、無気力、等々。
昨年からは、意識が徐々に遠のいていき、人と話をしていても急に動作を止めて、ボーっとしていたり
自分では記憶がないのにフラフラと歩き回るなどの症状が多くなり、この間に物にぶつかって怪我をすることが多くなり、更に日常生活に支障をきたすようになり、生きていく自信を失ってしまっていました。

そんな時期に友人に王先生を紹介していただきました。当初は、てんかん発作、抗てんかん薬による障害による症状だとは全く気付くことができませんでした。
王先生のカウンセリング、氣功施術、症状に合わせて郭先生の漢方を処方していただき、体が変化する中で、長年、原因がわからなかった抗てんかん薬の副作用による症状である可能性を教えていただきました。王氣功と漢方を併用しながら減薬、断薬することができることを教えていただき、すぐに治療をお願いしました。
治療を始めてから少しずつ薬を減らしていくことができました。
体内の悪いものを体外に出し、最初の2週間くらいは下痢や息切れ、ふらつきがありましたが、その後、症状が落ち着いてゆき、2か月が過ぎた頃には完全に抗てんかん薬の服用を断つことができました。驚きと感謝でいっぱいでした。
今ではてんかん発作はなくなり、感情の起伏もなく、過ごしています。
症状の改善だけではなく、氣功教室で教えていただく心法により、自己中心的な考えて、物事を判断し、悩んで、怯え、できないことを病気の理由にして周りの人に甘え、理解してもらえないことに怒り、ストレスを溜めていたのは自分であったことを気づかせていただきました。毎日、氣功を行うことで心も体も強くなってきております。最近は人と接することや会話が楽しく、互いに理解できた時の喜びを感じることをとても嬉しく思っております。不安や恐怖を落ち着て受け入れることができるようになり、今まで恐怖感から未経験のことを避けてきたことにも自信をもって積極的に取り組めるようになりました。
長い苦痛と暗闇から、救い出してくださった、王先生、前田先生、郭先生、同修の皆様に深く感謝しています。
まだ自分が考えていることを認識できるまでには時間がかかるため、行動や言動に後悔することがありますが、これからは、ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かく見守ってくださった方々、お付き合いくださった方々、一緒に仕事をしてくださった方々に感謝して、新しいことに挑戦していきたいと思います。


<< ホームホーム >>

お問い合わせはこちらから

COPYRIGHT(C) 2016 OH QIGONG ALL RIGHTS RESERVED.